師走を迎え、俳画掛紙が秋から冬へと衣替えします。「鶲(ひたき)来る 光のように 灯農(の)ように」、初冬の題材は「ひたき」。通称「へっかた」と呼ばれるこの掛紙は、句も含め、俳画家 来子耿太(くるすこうた)先生の作です。

葉のすっかり落ちた枝に渡り鳥「じょうびたき」が一羽とまり、武蔵野に冬の訪れをつげます。
もの悲しい情景ながら、名前の由来になった腹部の羽毛が灯を点したように輝き、温かみを感じさせる掛紙です。
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この頃 狭山茶は一段と味を増し、季節の移ろいが ひとしお感じられます。